報告書では、中国当局が言論の自由や報道規制、インターネットへの接続制限を強化しており、法的手続きのない死刑や拷問なども横行していると批判した。
新疆ウイグル、チベット両自治区の少数民族や、民主化を求める「中国のジャスミン革命」の弾圧にも言及。特に国内の重要行事や海外の要人が訪中する前後に弾圧が強まる傾向にあると分析した。
中国の盲目の人権活動家で、事実上の国外追放となり今月から米ニューヨークに滞在している陳光誠氏については、報告書の対象期間が11年のみのため、自宅軟禁の状況に言及されただけだった。
ただ、ポズナー国務次官補(民主主義・人権・労働担当)は記者会見で、中国当局に逮捕されるなどした陳氏の親戚の動向を「注視している」と述べ、人権上の懸念を中国側に伝える方針を示した。
報告書では、ミャンマー政府による政治犯釈放などの民主化促進を「長年の抑圧の末、改革を始める予備的段階に歩を進めた」と評価し、中東や北アフリカに広がった民主化運動「アラブの春」を歓迎した。
一方、シリア政府は反体制派の「残虐な」弾圧を加えていると批判。北朝鮮による日本人拉致問題は「進展がなかった」とした。
タグ:弾圧


